全2回 年齢域からわかる・私の『過去・現代・未来』(芳垣宗久)(全4本)
講 師:芳垣宗久
時 間:約180分/回/全2回
受講料:26,400円(資料含)
※プトレマイオス「火星」についての記述は追加資料に含まれます
ホロスコープが示す2種類のライフサイクル
プログレッション(進行法)に代表される『個人特有のサイクル』
サターン・リターン(土星回帰)のように『全ての人々に共通するサイクル』
この講座では『全ての人々に共通するサイクル』にあたるものとして、人間のライフステージを7つの惑星に振り分ける年齢域(クロノクレーター)に着目します。
人生全体を鳥瞰図的に観察する手法について解説しつつ、下記テーマにも試みます。
- 古典とモダンの年齢域理論の比較
- 外惑星のトランジット・サイクルの関係性
- 中国医学や現代の発達心理学のライフサイクル論との比較対照
各惑星の年齢域の期間に関しては複数の説がありますが、プトレマイオス(2世紀)の『テトラビブロス』には以下のように定義されています。
- 月:0歳~3歳(4年間)
- 水星:4歳~13歳(10年間)
- 金星:14歳~22歳(8年間)
- 太陽:23歳~41歳(19年間)
- 火星:42歳~56歳(15年間)
- 木星:57歳~68歳(12年間)
- 土星:69歳~臨終まで
プトレマイオスは、各年齢域のクロノクレーター(時間の支配惑星)は、その期間に最も活発な働きを見せるため、
『ホロスコープの解釈は、その持ち主がどのライフステージにあるかを意識して行うべきである』と述べています。
セファリアル(19ー20世紀)は、『各年齢域のクロノクレーターが、出生図でどのような状態に置かれているかを観察すれば、その時期の大まかな運勢を判断することができる』としています。
受講される皆さまは、ご自身の出生のクロノクレーターを通じて『過去の経験を再確認・再解釈』していただけます。
その他にも、リアルタイムで経験しつつある現在〜未来のライフステージについてあらたな洞察を得ていただけるでしょう。
カリキュラム
- 🔖伝統的な年齢域論 〜 プトレマイオス、アブー・マシャール、アル・ビールーニ
🔖現代占星術の年齢域論 〜 セファリアル、デヴォー、石川源晃、松村潔
🔖新旧の年齢域の期間のギャップ 〜 現代式における土星期の象徴性の矮小化
🔖年齢域はどのように「経験」されるか? 身体的・心理的・社会的な発達と年齢域
🔖連続する年齢域の間には移行期(トランジッション)が存在する
🔖年齢域の長さは個人の発達レベルや寿命、社会的規範によって変化する
🔖年齢域と外惑星のトランジットの関係
🔖基本的な情緒のパターンの育成される月期
🔖論理的な思考と学習能力が育成される水星期
🔖感性が発達し、性愛に目覚める金星期
🔖社会的アイデンティティを形成する太陽期
🔖様々な危機によって人間性を試される火星期
🔖執着を放棄し、人格的な円熟を目指す木星期
🔖人生経験を集約し、人格を完成させる土星期
🔖年齢域理論をチャート・リーディングに活かす視点
🔖ケースワーク
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